会員様からの情報で、「愛する月島を守る会」のサイトを訪ねると、
現在進行中の控訴審、第二回期日とその会見の告知がありました。
以前から気になっていたのですが、月島では再開発に対して
都市計画決定取消訴訟を起こしています。
有楽町経由、地下鉄で3駅。
月島の地下鉄出口、3番。
会場の「月島区民館」へ。
報道機関・関係者が集まるなか、
発表席に並んでいらっしゃるのは控訴人である地元住民代表、
代理人である弁護士の方々です。
まず月島再開発弁護団の大城弁護士より
今回の訴訟の概要・口頭弁論の内容の説明です。
地元住民代表の方々からも、ご意見を発表していただきます。
「月島はとても良いところ。なのにそれが無くなってしまうんじゃないか。」
「三年に一度の祭りも、今年が最後なのか。」
「70年ここに住んでいる私が、知らなかった。そんなことってありますか。」
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胸の詰まる思いがしました。
つづいて月島の現状と、計画に懸かる問題点のご説明です。
画像見づらいですが、
月島三丁目南地区・月島三丁目北地区・月島一丁目西仲通り地区
なんと三地区で計画が進行中。
今回の争点は南地区。一丁目西仲通り地区は着工済みです。
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最後に弁護団 梓澤弁護士より総評
「都市計画は地元住民を犠牲にして行われる。
多数対少数の不利な戦いを強いられる。
そうなれば司法に頼るしかない。」
「都市計画決定に”処分性”が認められるかどうか。
つまり少数の人々の権利を、裁判所が守る気があるのかどうか。
これを問う裁判である。」
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街を歩いてみます。
これが30年前、建った。
こっちはさっきのとは別。
ビルのところで
赤い梁と三角屋根のアーケードが切れてしまいました。残念!
で、また別の。ここは工事中の一丁目西仲通り地区のビル。
どっちを向いても高層ビル、高層ビル。
でもまだ建てる。おかしいと思いませんか?
路地を入ると落ち着きます。
路地、味わいがあるでしょ。
新しいのや古いのや、大きい小さいがあって、
そこにちゃんと人が住んでいて、それが街。
ホッとする街並み。私の知る限り、
東京はこういう街だと思ってます。
この辺りから月島三丁目南地区の表通りです。
なんの問題もないです。
ここも該当地区の端にあたる角。
綺麗に住みこなしてる街に見えます。
この月島第一小学校では、校庭を潰して校舎増築の話が。
そこまで無理をしてマンションを増やす是非が問われます。
「愛する月島を守る会」のメッセージ看板
もう少し寄ってみましょう
もともと月島は街区が碁盤目のように判り易くて道も広い。
じゃ何故こうも高層ビルを建てたがるのでしょう?
みなさん。どう思いますか?
・・・・・・・・ 終 ・・・・・・・・
追々伸;
上記ブログで紹介しました「月島三丁目南地区」に隣接する「月島三丁目北地区」でも
再開発事業は進められていましたが、東京都はこの8月7日に本組合を認可してしまいました。
もともと不必要な再開発(タワマン開発)を散散行ってきた月島に、
東京都はさらに再開発を押し進めようとしています。
この両地区の情報を包括的に伝える
「月島の再開発を心配する会」のサイトへのリンクを
”もっと知りたい” コーナーに張りました。
地元の住民を無視する「再開発」の狂気の沙汰を、
我々は刮目しなければなりません。