泉岳寺に行きました。

泉岳寺は四十七士で全国津々浦々つとに有名ですね。

大井町からはすぐおとなりですから、義士祭など一度は参拝したのでは。

 

品川経由、地下鉄で一駅。

 

  

山門の真正面に出ます。(写真中央の奥に山門)

 

 

参道の入口は坂道です。

 

振り向くと第一京浜の反対側で、

注目の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が突貫工事の真っ最中。

しかしあれよあれよと言う間に出来ちゃいましたね。

 

坂を上って、まずは泉岳寺を参拝します。

 

 

道のグッと曲がるところ、ここから登り切るまでが伊皿子坂。

 

 

ちょっと入ると、そこが山門。

 

 

あれ??山門の左側に妙な圧迫感・・・

 

 

さてそもそもの発端がこのマンション。

「心配する」業界では有名なマンションです。

なんか無駄にゴツゴツしてます。

 

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勝手な事を言っててもマンション住民の方々に申し訳ないので、

ここは気を取り直して境内へ。

 

 

曹洞宗江戸三ヶ寺 萬松山泉岳寺。

可愛らしい仲見世もちょこっとあって、御本堂はおちついた佇まい。

”獅子吼”の御額が見えます。お釈迦様の説法の堂々たる様を讃えてこう申します。

 

 

御本堂から左へ入ると、四十七士の墓地へ。

12月14日赤穂義士祭の時は凄いです。お線香の煙で前が見えない思い出が。

 

 

参拝を終えて出てきました。

都会の喧騒から少し距離をおいた、ほっとする空間に気付きます。

 

下の建物はすぐ近くにあるN響のオフィス。有名ですね。

 

 

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東京はガサガサと落ち着きのない大都会。でもそれだけではやってられません。

住民が住みこなしてこそ、ホッとする空間が生まれます。

古くから続く時間と今もそこで暮らす人々の息遣いがあってこそ「街」なんです。

 

 

ご存知ですか? 参道に沿って国道までの一帯、再開発の憂き目に遇っています。

ここで何がおきているのか、詳しくは「泉岳寺 周辺地区を心配する会」のサイトを訪ねて見てください。

もっと知りたいコーナーにリンクも貼っておきました。是非。

 

 

追伸

冒頭でも触れた新駅建設に伴う再開発。

首相官邸(国家戦略特区)のサイトで資料を見つけました。

(リンク先13MBのpdf。重いです注意!)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/tokyoken/tokyotoshisaisei/dai14/shiryou1.pdf

 

泉岳寺はこのプロジェクトに含まれてはいませんが、

なにせド真ん中のド正面ですから主要な導線として記載されています。

 

一ヶ所、再開発に着手すると、その周辺も巻き込んで雨が降る。いや嵐になる。

そんな気がします。